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8/26「テクノロジー・スタートアップ共創最前線」開催報告

2019/10/4

去る8月26日、Inspired.Lab(東京・大手町)にてAichi Open innovation Acceleratorの事前説明会「テクノロジー・スタートアップ共創最前線」を行いました。

冒頭、愛知県 経済産業局 次世代産業室 室長補佐・山田英明より、愛知県の概要と当プログラムの意義について説明しました。

愛知県は周知のように伝統的に製造業が盛んで、特に自動車産業、航空宇宙産業、ロボット産業に力を入れており、製造品出荷額等は約47兆円、41年連続で日本一。とは言うものの、愛知県のものづくり産業は安泰かといえば、決してそうではありません。

課題と危機感を覚える要素は大きく3つ。アメリカの「GAFA」、中国の「BATIS」を筆頭とする海外企業の進出によるグローバル競争時代への対応、もうひとつは自動車産業が100年に一度の大変革を迎えていること、そして3つめは、愛知県が保守的で、安定した雇用を担保している分、ベンチャー不毛の地となっていること。

愛知県としては、これまで培ってきた伝統産業にスタートアップの技術やアイデアを掛け合わせ、新たなイノベーションを起こしたいと考えており、当プログラムにおいて大きく3つの目標を掲げています。

1、スタートアップ活躍の機運の醸成
2、県内スタートアップの成功モデル創出
3、オープンイノベーションの推進

「ぜひとも愛知県にお越しいただき、保守的な地域でもスタートアップが活躍できるようなコミュニティを作っていただいたり、県内の既存産業とコラボレーションしていただきたいです」と投げかけました。

Aichi Open innovation Acceleratorの対象は創業5年未満の企業ないしは支援対象となる事業開始5年未満の愛知県内外のスタートアップ。

1、 愛知県内に本社又は拠点を有する企業
2、 愛知県内企業との連携を検討する又は愛知県の地域課題解決につながるビジネスを検討するスタートアップ企業 (年間売上概ね10億円以下)

のいずれかを満たし、IoTやAIといった革新的な技術を持ち、新たなビジネスモデルの創出や技術革新を目指した事業の実施を予定していることが条件です。

連続起業家や投資家、弁護士らによる充実したメンター陣による短期集中支援のほか、他のスタートアップ企業や既存産業・金融機関・支援機関等とのネットワーキング、モノづくり企業等とのマッチング、資金獲得の機会と場が約5か月間提供され、審査を経て5〜10社程度に絞り込まれます。

本プログラムを通して、新たなビジネスモデルの創出や技術革新の成功モデルを生み出し、「愛知県発スタートアップ」の土壌を醸成することを目指しています。

続いて登壇したのは、弁護士×IT企業戦略部門というバックグラウンドを武器にスタートアップを支援している株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ キャピタリスト 野本遼平氏。「スタートアップのためのレガシー×TECHの戦い方」というタイトルで講演。

既存資産を活かしつつ、アナログの非効率性やアセット活用の効率性を高めるソリューションが求められています。「そこにビジネスチャンスがあり、スタートアップが活躍する余地がある」と語りました。

後半は野本氏に加え、株式会社エクサウィザーズ 社長室フェロー/株式会社Job-Hub エグゼクティブ・フェロー 粟生万琴氏と、株式会社MTG Ventures 代表取締役 藤田豪氏を迎え、パネルディスカッションが行われました。

粟生氏はクラウドソーシングサービス「JOB HUB」担当役員、そして女性初の取締役に就任し、AIベンチャー株式会社エクサインテリジェンス(現エクサウィザーズ)を設立、取締役COOに就任。現在、廃校になった小学校をリノベーションし、今年10月28日オープン予定の「なごのキャンパス」のプロデューサー兼メンターとしても活躍。

藤田氏は、日本合同ファイナンス株式会社(現:株式会社ジャフコ)に入社し、スタートアップからレーターステージまでの投資、中部支社長、投資先各社での取締役就任、ファンドの募集などを手掛け、自動運転、AI、保育IoTなどの分野の企業への投資を実施。現在、5000人以上の経営者との出会いによって培われた視点をベースに、BEAUTY-TECH、WELLNESS-TECH、FOOD-TECH、SPORTS-TECHの投資に臨んでいます。

「優秀な学生さんが起業しようとする、もしくは実際に起業するケースが増えました。VCから調達する前にエンジェルラウンドができるようになったり、県内の名だたる企業の投資部門が集まり、CVCの先のエコシステムについて考えるようになった。今後は製造業で鍛えられたアンダー30のビジネスパーソンがスタートアップとコラボする事例などが出てくると面白いと思う」と藤田氏。

粟生氏は「周回遅れ、不毛の地と言われてきましたが、ようやく来たな、という感じ。ものづくり産業と起業家をつなぎ、新たな事業を創造する『なごのキャンパス』もそのひとつの現れです」とコメント。

野本氏も愛知県のチャンス、可能性についてポジティブに語った。

「製造業の強さを活かさない手はない。一方でロボティクスやAI等の手段にこだわらず、エンドユーザーに何を届けているか、というところから逆算し、何を加えていけばいいのかという観点で戦っていくと良いのでは。すでに持っている技術や人材にスタートアップが持つコンシューマーの目線を注入して、新しいコラボが生まれることを期待している」

記事全文は、addlight journalにて公開中。

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